辛くても男は離婚しない方がいいたった1つの理由

2年半の結婚生活から学んだことに、大筋同意するところがあり同じような悩みを抱えている男性もいるのだなあ、と思いエントリー。

で、私のスペック。

29才で結婚。現在37才。
現在、1人でフリーで仕事。超不安定。
子供2人。2才と4才。
妻がたの親が車で30分、私の親は電車で2時間。
何とか持ち家。毎月ローン9万円。

離婚して1年して思うことにもありますが、年月は関係ありません。長く続いたからといって離婚のリスクが減るわけではありません。結婚前に、8年続いた遠距離恋愛を向こうが彼氏作って結局破局、という経験をした私、結構日々、ビクビクです。

よく「子はかすがい」と言いますが、育児に疲れた妻をねぎらうことが出来ず不仲になり離婚する、というケースもよく聞きます。実際、うちは妻が第1子のときは、本当にパニックになっていてキツかったですね。私も仕事にならない。お互い自分のことばかりしか主張せずギスギスした時期も正直ありました。

とはいえ、多くの男性は、家庭を守るために必死に仕事をして、家計を支えます。しかし、一方でその分、家庭に背を向けることになり、情報共有が出来ず、溝が深まっていくという悪循環になるのかと思います。

金は入れろ、家庭も大事にしろ・・・じゃあ、どうすりゃいいんだ!

ガンバル男性の意見かと思います。というか、ハッキリ言って私のことです。

・・・やるせないですよ。

家庭のために頑張ってるのに、さらに家庭でもがんばれと。
つまり、家庭でもパパや夫を演じなければならない不幸。
よく、ケンカしたときの最後の台詞に(収入のことなどでケンカした時)「じゃあ、俺が死ねば3000万入るからいいだろ!」と吐き捨てるときもありました。また、妻は仕事のことは全く理解がないので仕事の事情などは一切わかりません。よく言う口癖は「公務員はホントいいよね」です。

身近に人が居るのにも関わらず感じる孤独は、本当に辛いです。

家庭が癒しの場にならない男性は本当に辛いと思います。というか、どこかで癒しの場を見つけなければ破綻するのでしょう。私は今は、必死に頑張っていますが。

勿論、子供のためにも離婚はしたくないな、と思うこと、たっくさん、たくさん、あります。

「いや!パパじゃなきゃ着ない」とか「パパがいいのー」とかいう駄々をこねられると、やはり人間関係は豊かなほうがいいと思っています、パパに限らず。

とはいえ、「よし!子供のためにもがんばるぞ!」とも割り切れる日が全部かというと、そうでもありません。人間ですから、キレイごとだけで行動できるほど、まして私は出来た人間ではありません。敗北日や「仕事やだ病」の日は何日も何日もそりゃ、あります。

一時期、よく自分に言い聞かせていた言葉に、機械になれ、というのがありまして、機械なら相手にむかつくこともないし、仕事も淡々とこなせるから。機械になってバリバリ仕事をこなしたいと本当に思いました。

でも、そこまでして、なぜ、離婚したくないか、という理由。

多くの場合、男性が先に逝きます。
70才だか、80才だかわかりませんが、多くの場合、男性の寿命のほうが先に尽きるはずです。
そのときに、誰が自分を介護をするのか。

子供には、そのころには子供の生活があるでしょう。施設の世話になる、といっても、突然 意識不明の病気になって自分の力ではどうにもならないことが起こるかもしれません。そういうときに、介護をしてくれるのが一番身近な人だと思います。

子供には思い出を残そうと思います。
妻には金を残そうと思います。

とりあえず、それで彼女たちは生きては生きてはいけるはず。そして、私は先に逝く予定です。私が1人でどうにも出来なくなった時も含め、あとのことをどうかよろしくお願いします。

あるドラマで、「人生のほとんどはしがらみ」と言っていました。それがデフォルトか。そう割り切るようにして生きています。自分にウソもつきます、たまにわかっていながらゴメンナサイもします。でも、前述のことだけはして先に逝きますから許して下さい、と心の中でつぶやきつつ。

「辛くても・・・」の補足と今後に続きます・・・・