選挙に行かない人も実は投票している、という事実
最近、選挙カーがうるさい。
朝の八時半から夜まで、何台も。
車を止めて演説する車まであって、営業妨害まがいのことをされている迷惑なお店もあるそうだ。
昼寝のために子供を寝かすご家庭なども、そうとう迷惑なことと思う。
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さて、そんな選挙。
選挙に行こうにも、実際には誰に入れればいいのかわからない、という人も多いと思う。ゆえに、選挙に行き気が起きない、自分一人行ったって政治は変わらない、などと悲観的になり当日足を運ぶだけ面倒、、、と考える人も少なくないかと思う。
新聞をとっていないと、情報はさらに少ない。
インターネットで検索しても、市議会議員選挙ともなると、さらに情報は少ない。
誰に投じればいいのか。わからないから行かない・・・・。
昨今の投票率の低さは、常にニュースをにぎわせているほどだ。
さて、そんな選挙不参加者も、実際には票を投じていることを、ご存じだっただろうか。
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!?!?
そんな馬鹿な・・・・。
「誰かが勝手に俺になりすまして、投票しているのか?!」
いいや、そうではない。
結果的にそうなっているだけだが、それを意識してほしい。
世の中には組織票というものがある。
組織票-wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%84%E7%B9%94%E7%A5%A8
利害関係などがあり、組織的に大量の票を獲得できる票だ。この票は組織的に投票するため、まず棄権などはしない。ゆえに影響力があり、政治家も注力して選挙活動や立ち回りをすることになる。
確実に得られる票、といっても良い。
選挙戦略担当は、事前にこの組織票をどれだけこぎつけられるか、を掌握し奔走するのだ。
実際にそういう戦略立案・実行する会社はごまんとある。
有限会社 中央総合経営協会
http://www.cyuso.co.jp/
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まあ、市議会議員選挙でそこまでやる議員はいないとは思うが、組織票というのは少なからず存在する。自分が属している党であれば当然入れる、などなど。
そこで、あなたが選挙に行かなかったとする。
多くの人が、選挙に行かなかったとする。
組織票で投じる人だけが、投票したとする。
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!?!
そう、あなたは、選挙に行かずとも、組織票で当選に導かれるその人に投票しているのと、同じことになるのだ。
もちろん、選挙に行ったとしても、その人に入れるかもしれないし、選挙に行き違う人に入れたとしても、その人が当選するかもしれない。
しかし、あなたが選挙に行かなければ、組織票の影響力は確実に強まる。
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実際、選挙を義務化している国もある。
強制投票制度 -wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B7%E5%88%B6%E6%8A%95%E7%A5%A8%E5%88%B6%E5%BA%A6
オーストラリアでは、「正当な理由なく投票しなかった有権者に対する罰金」があり、投票率が90%を超えている。
投票率 -wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%95%E7%A5%A8%E7%8E%87
一般的に言うと、投票率が高くなれば、高くなるほど与党が負ける確率が高まると言われている。
一方で、最低投票率を決めることもあまり望ましいことではなく、現行の選挙制度が現実的となる(誰々に投票しよう、というよりは、選挙には行かないようにしよう、というキャンペーンのほうが有利になっちゃうらしい)。
もちろん、政策や期待など本質的なところで判断をして、票を投じ、それがかなえばイチ個人としては、とても嬉しいものであるが、ここで問題は、投票率が、政策うんぬんに関わらず大きく影響する、という事実だ。
選挙制度自体の議論にはふれないが、とにかく現行制度では、
あなたの行動が、投票率を上げるか、下げるか、は意識しよう。
そして、その行動が与党、野党、どちらに有利に働くのかを。
少なくとも知らずに不参加するよりはマシである。
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ちなみに、「選挙に行きたいけれど、投票したい人が本当にいないんだよなあ」という人は、
白票を投じよう
選挙に参加し、かつ、望ましい人がいない、という意思表明をきちんとしている。
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ところで、、、、
選挙に行かないと与党に投じてるのと一緒だよ!という私のエントリーは、
野党に入れようよ、と言っているの一緒じゃね?
と言われるとそれまでだが。